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2020.11.13

『自律神経を整える』には?

「自律神経が乱れている」

「自律神経を整えたい」

という言葉をよく聞きます。

 

しかしながら、自律神経が何の神経なのか、私たちの体にどうかかわっているのかを知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

自律神経とは脳からの指令を私たちの体の各部署へ伝えたり、各部署からの情報を集めて脳へ伝えたりする『末梢神経』という神経のひとつで、主に内蔵に分布し生命維持に欠かすことのできない神経です。

 

いちばんの特徴は、私たち自身の『意識』でコントロールされることがほぼないということ。

寝ている時も仕事中でも心臓は休むことがありませんし、内臓も動き続けます。体温や血圧などの調整やホルモンの分泌にも関りがあり、私たちが健やかに生きていくうえで、自律神経はとても重要な働きをしているのです。

(私たちの体の機能に重要ではない機能はひとつもありませんね)

 

自律神経には、『交感神経』と『副交感神経』のふたつがあることはご存知だと思います。

『交感神経』は活発に活動している時の優位神経。

『副交感神経』は体を休ませてリラックスしている時の優位神経。

このふたつの神経がバランスよく働いている状態が、いわゆる自律神経が整っている状態です。

 

しかし様々なストレスを受けやすい今の社会では、身体面や精神面の緊張を強いられることが多く、交感神経優位が続き自律神経のバランスを崩しやすいのも事実です。

 

本来ならば、副交感神経優位であるはずの食事の時間がゆっくりとれなかったり(消化を促進させるのは副交感神経です)、夜眠る直前までスマホをみていたり・・・

ちなみに、不安や心配事などを考えている時も大抵は交感神経優位の状態です。

 

では、交感神経優位の状態から副交感神経へ切り替えるにはどうすればいいのでしょう。

 

『自律神経』は『意識』でコントロールすることはできないとお話ししましたが、ひとつだけ私たちの『意識』でコントロールできることがあります。

 

それは『呼吸』です。

 

交感神経優位の時は、浅く速い呼吸になります。

緊張したり、イライラした時の呼吸が速くなるのは誰もが経験しているでしょう。

逆に、気持ちが落ち着いて安心してリラックスしている時の呼吸は深くゆったりとしています。

それが副交感神経優位の呼吸です。

 

呼吸は自分の意思で浅くも深くもできますから、日常の中で深呼吸を意識して行うことが自律神経のバランスを整えることにもつながります。

 

もしも深呼吸が苦手であれば、好きな香りを嗅ぐのもおすすめです。

無意識で呼吸が深くなりますし、香りの情報は鼻から脳へ伝わると自律神経系の中枢である視床下部へ届き働きかけます。

ですから、好きな香りを嗅ぐとリラックスできるのも早いのです。

 

ちなみに、胸式呼吸は交感神経優位の呼吸。腹式呼吸は副交感神経の呼吸ともいわれていますので、深呼吸を行うときは是非腹式呼吸を意識してみてください。

『吸う』よりも『吐く』を長く意識するのがポイントですよ。


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